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診療科・部門

CT検査



1. CTとは

CTとはComputed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略です。X線を人体に360°回転させながら照射することで、人体を輪切りにしたような画像を作成します。また、輪切りにしたデータから再構成を行うことで、任意の断面の画像を作成することができます。
当院では2台のCT専用装置、1台のハイブリッドER室付属CT装置を使用して検査を行っています。2024年からCT装置が3台になったことで、検査待ち時間の短縮に寄与しています。
• Revolution Apex Core:256列装置(GE社製)2024年導入
• Revolution CT Apex:256列装置(GE社製)2015年導入…2021年バージョンアップ
  ※どちらの装置もDual-Energy、Deep Learning再構成に対応
• nexaris Angio-CT:128列相当CTを装備(SIEMENS社製)2024年導入

Revolution Apex Core:256列装置 (GE提供)

Revolution CT Apex:256列装置 (GE提供)

nexaris Angio-CT:128列CTを装備 (シーメンス提供)

2. 検査を受けられる際のお願いと注意事項

2-1:CT検査を受けられる皆様へのお願い

CTは撮影する範囲に金属を身に付けていると、正確な検査が出来ない恐れがあります。検査の内容に応じて、取り外し可能な金属類は外していただく場合、もしくは着替えをしていただくようお願いする場合があります。
あらかじめ撮影する範囲内に金属製のものを身につけていない状態でお越しいただけるとスムーズな案内が可能です。
更衣をお願いする場合は、鍵付きの更衣室で着替えをしていただきますが、貴重品の管理・保証等はできかねます。できる限り貴重品は携帯せず、やむを得ないものに関してはご自身で管理をお願いします。
【例】
  1. アクセサリー(ピアス、ネックレス、ヘアピン)
  2. 衣類についている金属(ベルト、ファスナー、ホック)
  3. 財布、携帯電話、補聴器、使い捨てカイロ、エレキバン
  4. ウィッグ(かつら)、入れ歯、ジーラスタポッド、リブレ

2-2:造影検査を受けられる皆様へのお願い

CTには静脈注射から、造影剤を体内に入れて検査を行う場合があります。この検査をCTの造影検査と言います。造影検査を受けられる際は以下の注意点がございます。
【更衣について】
造影剤が衣服に付着するとシミになってしまうことがあるため、更衣をお願いしています。更衣をしやすい服装でお越しください。更衣が難しい方は、更衣をせずに検査を行いますので、汚れてもよく、撮影する範囲内に金属製のものがない服装でお越しください。

【検査当日の食事制限について】
副作用や画像への影響を考慮して、原則として、検査予定時刻3時間前から絶食をお願いしています。ただし、糖尿病・インスリン注射をしている場合や、検査内容によっては食事制限が必要ない場合があります。医師の指示に従って対応をお願いします。
なお、水分の制限はありません。適切な水分(水・お茶)の補給が推奨されています(牛乳などの乳製品は胃内で固まってしまうため、検査前には避けることが望ましいです)。
【問診票、同意書について】
造影剤を使用する際、副作用が発生し、気分が悪くなる方がまれにいらっしゃいます。
副作用のリスクについて、検査前に把握し、安全に検査を実施するために事前に、問診票、同意書の作成、バイタルサインの測定を行います。
以下の方は造影剤が使用できない場合があります。
• 気管支喘息と診断されたことのある方
• 腎臓の機能が低下している方
• 今までにヨード造影剤で副作用がでたことがある方
検査前にご確認させていただきますのでご協力お願いします。

服用中のお薬がある場合には、受診されている診療科にて服用の仕方をお問い合わせください。

2-3:検査を受けられる女性へのお願い

  1. 妊娠している、又は妊娠の可能性がある方は検査の前にスタッフにお知らせください。
  2. 検査室内にて、CT担当スタッフが妊娠の可能性の有無について質問させていただく場合があります。ご理解ご協力をお願いいたします。
※場合によっては検査を中止することがあります。

3. 検査に関するご希望、お問い合わせについて

検査予定日の変更は、各診療科窓口にて承っております。ご都合により、検査予約時間に間に合わない場合、来院できなくなった場合、その他検査内容に関するお問い合わせはCT室にお問い合わせください。
浜松医療センター 代表電話:053-453-7111
CT室直通/053-451-2761

4. 放射線被ばくについて

当院では検査の際にCT-AEC(CT検査でのX線量自動調整機構)やIR(逐次近似応用再構成法:少ない放射線量でも画質を維持するための機構)、Deep Learning再構成(AI技術を利用した画質改善)などの放射線被ばく低減技術を使用し、放射線の最適化を行っています。
当院でCT撮影する際の放射線量は、すべての部位で診断参考レベル(DRLs2020)を下回る数値で検査を行っております。
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