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診療科・部門

消化管異物治療の実績



消化管異物

誤って飲み込んだ消化管の異物は通過障害だけでなく、機械的・化学的な胃や食道の粘膜障害で重篤な病態になることがあります。
内視鏡診療の進歩で消化管の異物に内視鏡が適応となることも多いものの、高齢者や小児では対応が難しいことがあります。

当院内視鏡科では誤って飲み込んだ異物を内視鏡的に取り出しています。

2003年〜2017年における消化管異物治療の実績

初回内視鏡での異物除去 249例(99.2%) ➡ 緊急入院 45例(17.9%)
基礎疾患(消化管狭窄等) 21例(8.3%)
腹痛・有症状 9例(3.6%)
社会的入院(深夜 高齢等) 9例(3.6%)
摘出不可 2例(2.5%)

内視鏡システム

当院での消化管異物の例

消化管異物(成人)

件数
アニサキス 50
(19.9%)
食物残渣 79
(31.4%)
PTP 47
(18.8%)
歯冠・義歯 31
(12.3%)
魚骨 5
(1.9%)
楊枝 4
(1.6%)
その他 35
(13.9%)

消化管異物(小児)

件数
コイン 4
(40%)
歯科矯正具 2
(20%)
石(磁石) 2
(20%)
玩具 1
(10%)
電池 1
(10%)
ほとんど症状がなく、家族が気付いて来院されることが多いです。ボタン電池はとくに早めの取り出しが求められます。
消化管異物は日常でしばしば遭遇します。消化管を通過して自然に排出される異物であれば必ずしも摘出術を行う必要がありませんが、その形、大きさ、種類によっては早急に摘出すべきものがあります。
内視鏡での摘出がその多くで可能ですが、その際に粘膜損傷など合併症を引き起こすことがあります。
小児や高齢者ではとくに注意が必要です。
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