無痛分娩について
無痛分娩とは
無痛分娩とは、麻酔など何かしらの手段を用いることによって陣痛を緩和しながら分娩に至ることの総称のことを言います。
当院では、硬膜外麻酔を用いた無痛分娩を行っております。
当院では、硬膜外麻酔を用いた無痛分娩を行っております。
対象
- 事前に無痛分娩を希望された方
- 前回の分娩時、今回の妊娠経過中に異常を認めない方
- 産科主治医、麻酔担当医の許可が得られた方
※合併症や基礎疾患がある方、妊娠中慎重に経過を見た方がよい所見がある方などは主治医の判断で無痛分娩が行えるかどうかを決めさせていただきます。
※本来であれば硬膜外無痛分娩の医学的な適応となりうる心血管系合併症妊娠などの各種ハイリスク疾患に関しては、現段階では行っておりません。
※本来であれば硬膜外無痛分娩の医学的な適応となりうる心血管系合併症妊娠などの各種ハイリスク疾患に関しては、現段階では行っておりません。
分娩
当院の無痛分娩は全て計画分娩で行っております。
また、当院ではスタッフ・医師の体制の都合上、無痛分娩を週1件までと制限しています。予約を受け付けた順となりますので、同じ週に2件の予約が入っている場合は、キャンセル待ちとなります。無痛分娩を希望される方は初診時に医師へお伝え下さい。
無痛分娩希望時の詳しい流れはフローチャートをご参照ください。
また、当院ではスタッフ・医師の体制の都合上、無痛分娩を週1件までと制限しています。予約を受け付けた順となりますので、同じ週に2件の予約が入っている場合は、キャンセル待ちとなります。無痛分娩を希望される方は初診時に医師へお伝え下さい。
無痛分娩希望時の詳しい流れはフローチャートをご参照ください。
流れ
- 無痛分娩予定日前日に入院し、子宮口の開き具合によって、風船を入れるなど、子宮口が広がりやすくなるように処置を行います。
- 無痛分娩予定日当日の0時から水・お茶・スポーツドリンク以外は食べたり飲んだりできません。
- 無痛分娩当日の朝から、点滴による分娩誘発を行います。
- 陣痛が少しずつ強くなり、痛みを軽減してほしいと思ったタイミングで麻酔を開始します。
(分娩の進行状況によっては、相談しながら麻酔の開始を遅らせる場合もあります。) - 分娩室に入室し、麻酔担当医にて横向きで硬膜外カテーテルを挿入し、麻酔を開始します。
- 麻酔開始後はベッド上にて横向きで過ごしていただくため、3時間おきを目安に管で尿をとります。
- 適宜、血圧測定や麻酔効果を評価し、内診などの診察も行います。
- 進行が見られ、分娩間近になったら分娩の姿勢を取ります。
- 分娩後の処置終了後、麻酔担当医にて硬膜外カテーテルを抜去します。
- 分娩後、飲食は自由となります。分娩6時間後にスタッフの付き添いのもと初回歩行を行います。
無痛分娩のメリット
- 痛みが和らいだ分娩になります。
- 痛みが最小限となることでお産への恐怖心が減り、リラックスして分娩ができます。
- 産後のお母さんの身体の回復が早いです。
無痛分娩により起こりうる合併症
- 薬剤によるアレルギー反応を起こす可能性があります。
- 麻酔時に針で硬膜に穴が開くことで頭痛が生じる可能性があります。
- 硬膜外麻酔による全脊髄くも膜下麻酔や局所麻酔中毒などのリスクがあります。
- 陣痛が弱くなったり、赤ちゃんが正しい向きで回らなかったりし、吸引鉗子分娩となるリスクがあがります。
実際に当院にて無痛分娩で出産した方の声
麻酔のおかげで陣痛は軽くなり、内診も痛くなく笑顔で我が子に会えることができました。穏やかな気持ちで笑顔で我が子に会えたこと、すごく幸せな経験でした。
いきむ方向がわかりにくく探りながらでしたが医師や助産師が声掛けをしてくれたので、わかりやすかったです。
無痛分娩を選択したとき、一人目の痛みがよみがえり、あの痛みが少しでも楽になるなら嬉しいなという気持ちでした。一人目を立ち会ってくれた夫に費用を伝えたところ、それで痛みが軽くなるんならいいね、やってみたらと応援してくれました。